社会 文化

なにかでプロになるための条件

2016/09/06

昨日の続きになるわけだけど、
何かでプロになろうってことは、
芸事なり、スポーツなり、なんにせよ、
成果を出して対価を得ようってことなわけだ。

そうすると、まずそのクオリティが求められるのは当然として、
その次に、期限までに結果を出せるか、ってことが大事だと思うのよ。

音楽でメジャーでやるなら、
何年で何枚アルバム出す、みたいな契約をするわけだ。
でも、「下りて」こないと曲書けねえってんじゃ契約不履行になってしまう。
スポーツでプロ契約するっていうなら、
次のシーズンでこれくらい成績を残すとか、
いついつの大会でメダルを獲得するとか、
そういうのが求められてくる。
いや、今回調子悪くって、みたいなことを言ってて全然結果出せないと、
すぐ契約なくなっちゃうのよね。

まあ今日は調子悪くてもいいけど、
明日から二か月間は調子良くいてよね、
みたいな話なわけよ。
親が死のうが、風邪ひいて死にそうだろうが、
契約にはそういうこと書かないからさ。

最近良くある話で、同人サークルで漫画や音楽作ろうって意気投合したのに、
全然やってこないやつがいて、モメるっていう。
理由を聞いてみたら、「いやなんか調子出なくって」みたいな。

そう考えると、他人と何かを一緒にやろうと考えた時、
既に締め切りの類が発生してくるわけで、
何もプロに限った話じゃなくて、
でもそれって、インディーズのバンドでも、
そこらの有志団体でも同じなんだよね。
プロは常に締切守るのが当たり前で、
アマチュアは締切がゆるいか、守らなくてもなんとかなることがあるかもしれない、
っていうくらいの違いしかないのかもしれん。

例えばインディーズのバンドで音源を出す出すって言って出さなくても、
自主製作なら誰も困らない...というか困るのは自分らだけなわけよ。
ファンは「えー」って言うかも知れんけどさ(笑)
一方、週刊の漫画誌で予想外に「今週休載です!」って言うと、
まず編集者が休載告知のページを作らないといけなくて、
その後コミックスの発売が遅れるかもしれん。
アニメ化されていた場合には、アニメが原作に追いついてしまうかもしれん。

この二つに何が違うかって言うと、
前者は、成果 (アルバム) を出した後で物事が動き出す。
動かなくてもまあそれはそれで、っていう状態。
それに対して、後者は、コンスタントに成果 (週刊連載) を出し続ける前提で、
多くの人と金が既に動き出している、ということだな。

だってプロってことは産業の担い手ってことなのよ。
そらやっぱり、成果出してくんないと困りますわな。

逆にさ、自分が出資者である立場で考えるとよくわかると思うんだけど、
クオリティ 80 のものを一か月に一つ以上必ず作ります、っていう人と、
クオリティ 120 のものを作ることができるかもしれませんが、いつになるかわかりません。
まあ一年以内にはなんとか。
っていう二者がいたら、そりゃ前者に出資するわいな。

一年後、前者はクオリティ 80*12 個で 960 のものを作り、
一方、後者は、120 のものをようやく一つ作った。
結果としてはこうなるよね。
アーティスティックな面があるものについては、一概に言い切れないんだけど、
商業ベースに乗せるなら、こういうのは必ず求められる。
まあ景気が良かったら、「いやこいつすげーの作るからもうちょっと待ってみましょうよ」っていう
出資者がいるかもしれんけど、
最近はご覧の不景気模様ですからね。

まあプロとアマに限らず、締切は大事だよっていう話。

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