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トランプの演説で英語を勉強してみる 1

2017/01/23


トランプネタその二。就任式の演説の動画で不覚にもグッときそうになってしまったもので(笑)。

公式資料

えーとね、まず就任演説の公式動画はコレ↓ね。ホワイトハウス公式ね。 5 時間ある動画だけど、トランプの演説は 1 時間 45 分あたりから。

で、全文の英文と対訳は、いろんなところで出てるけど、コレが読みやすいかな。
http://ironna.jp/article/5250 (出典:IRONNA / BBC)

この対訳を読みながら、動画を見るとよいと思う。

内容の難易度

はっきり言って、簡単...とは言わずとも、難しくない部類に入ると思う。センター試験受ける人程度の英語力があれば辞書片手にホイホイ訳せるんじゃないかな。

クライマックスの段は、中学生でもわかると思う。

Together, we will make America strong again.
We will make America wealthy again.
We will make America proud again.
We will make America safe again.
And, yes, together, we will make America great again.

一緒に、アメリカをまた強くします。
アメリカをまた豊かにします。
アメリカをまた誇り高くします。
アメリカをまた安全にします。
そしてそうです。一緒に、私たちはアメリカをまた偉大にするのです。

まあそれだけに、おれみたいなのにもかなりわかったんじゃないかしら。ひょっとしたらアメリカ人だけじゃなく、外国人にも今まで以上に影響があるのかもしれない。

内容

この日トランプが語ったのは、ひたすらに「希望」だった。おれたちには希望がある。おれたちには力がある。昨日までそれは傷つけられてきたが、それも終わりだ。今日この日からおれたちは取り戻す。そんなわけでの "We will make America great again." なわけだ。このへんは選挙期間中から変わっていないところだと思う。ちなみに、ネブラスカの草原のくだりのあたりは、ちょっとフィールドオブドリームスあたりの映画っぽくて好きだったりする(笑)。

まあ確かに品のないアメリカのおっさんかもしれんけど、彼がメディアが報じたがるような破天荒に過ぎるキチガイじみた人だとは思わない。頭のおかしい人は不動産や投資のビジネスでは成功できないからだ。

この演説でも、ものすごく気を遣ってゆっくりはっきりしゃべっている。何を言うと自分がどう見えているか、何をどう言えばより多くの人に届くのか、人々は何を自分に言って欲しいのか、この人はよくわかってるんじゃないかな。

ヒラリー・クリントンが言わば「政治というのはこういうものです。だからアメリカはこうなります」だったのに対して、トランプの「おれたちがアメリカを作るんだ」がウケたのは、さもありなんと今にして思う。

懸念点

トランプを支持したアメリカ人の半数にとっては、これで世の中が変わるかもしれないと期待を持ったかもしれない。アメリカ人のアメリカ人によるアメリカ人のアメリカだ。

トランプは "America first" を強く掲げる。それは確かに悪いことではない。アメリカ人にとっては。アメリカの国益をまず最優先に追求することは、アメリカの大統領としては正しい。

そこで疑問に思ったのは、じゃあ発展途上国や小国はどうなる?ということだった。アメリカが破壊したイラクやアフガニスタンをどうする気なのか。めぼしい産業がない発展途上国や、内戦が起きたりして政情不安がある国や、そもそも国の規模が小さい国については、どうするのだろうか。アメリカ国内で手一杯だから何もできないと見放すのだろうか。今までアメリカがそこに介入してきた経緯があっても?

まあ確かに就任演説だから、そこまでは言わないかっただけなのかもしれない。

しかし、例えばスーダンでの虐殺のようなことが起きたり、IS ではない別のテロ勢力が伸長してきたリしたとき、アメリカは国内で手一杯、欧州は移民問題で混乱中で手が出せない、となるかもしれない。そこに中国とロシアがつけこんでくるだろう。先年のクリミア問題が良い例だ。

とは言いながら、自国のことは自国でが大前提な部分もある。トランプ就任で、小国、発展途上国にはより厳しい時代がやってくるのかもしれない。

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