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トランプの演説で英語を勉強してみる 2-1

2017/12/13


ひとつうっかりしてたんだけど、昨日の記事で、大して英語勉強してねーじゃん(笑)。というわけで今日はホントにやる。

ソースは昨日と同じ http://ironna.jp/article/5250 (出典:IRONNA / BBC) から。個人的に面白いとおもうところを、ソースの訳をもとに、直訳に戻しぎみにしながら解説を充てていく感じにする。

You came by the tens of millions to become part of a historic movement the likes of which the world has never seen before.
何千万人もの皆さんは、世界が今まで見たこともない歴史的な運動の一部になるため、参加しました。

・by the tens of millions : 10 * 100 万 で一千万、その複数形なので、数千万。the + 形容詞 で、○○な人という表現はわりとよく使う。今回は複数形なので○○な人たち。数千万もの人たち。by the 尺度、で○○単位でという意味。by the meter (メートル単位で) とか、by the hour (時間単位で) という具合。これを合わせて、数千万人と言う単位で、という意味になる。
・the likes of : 「of 以下のような」「of 以下みたいな」「of 以下と同様の」という意味。which 以下 the world has never seen before (世界がこれまで見たことがない) 全体が名施設になって、the likes of と合わせて、「世界がこれまで見たこともないような」という具合になる。
ここを直訳すると、「みなさんは何千万人という単位で、世界がこれまでみたことがないような、歴史的な運動の一部になるために、やってきた。came (come) は参加したというと訳しすぎな気がしないでもない。

These are the just and reasonable demands of righteous people and a righteous public.
正義の人々、そして正義の社会にとって、これは正当で道理のある要求です。

・just : この使い方はあまり日本では見かけないんだけど、この just は、It's just a とか just in time の副詞の just じゃなくて、形容詞。「正しい」とか「正当な」「適切な」という意味。形容詞、副詞ともに just には「きちんとした」というようなニュアンスがある。the just demand と the reasonable demand が and でつながれている。

But for too many of our citizens, a different reality exists: Mothers and children trapped in poverty in our inner cities; rusted-out factories scattered like tombstones across the landscape of our nation; an education system, flush with cash, but which leaves our young and beautiful students deprived of all knowledge; and the crime and the gangs and the drugs that have stolen too many lives and robbed our country of so much unrealised potential.
しかしこの国の市民のあまりに多くが、これとは別の現実の中にいます。都市の中心部では母親と子供たちが、貧困に囚われている。この国のあちこちで、さびついた工場が墓石のように散らばっている。資金を大量につぎこまれた教育制度は、若く美しい生徒たちに何の知識も与えないままだ。そして犯罪とギャングと麻薬が、あまりにも多くの命を奪い、あまりにも多くの可能性を実現しないままこの国から奪い去った。

ここがこんがらがりやすいかな。文章を区切って箇条書きにしていくと、
-But for too many of our citizens, a different reality exists:
-Mothers and children trapped in poverty in our inner cities;
-rusted-out factories scattered like tombstones across the landscape of our nation;
-an education system, flush with cash, but which leaves our young and beautiful students deprived of all knowledge;
-and the crime and the gangs and the drugs that have stolen too many lives and robbed our country of so much unrealised potential.
となる。一文目はまあいいかな。二文目以降は、全部最初の名詞(名詞節)に一番後ろから順に修飾がかかっていく感じだ。

-Mothers and children trapped in poverty in our inner cities;
→ in our inner cities (都市の中心部) で、in poverty (貧困) に、trapped (罠にかかった/囚われた) mothers and children (母親たちと子供たち)。

-rusted-out factories scattered like tombstones across the landscape of our nation;
→across the landscape of our nation (我々の国の景色のいたるところ) に、scattered (散らばっている/散在している) rusted-out factories (さびきった工場)。rust out はさびついたの rust に + out でその状態が完了したニュアンスがつく。「錆びきった」という具合。

-an education system, flush with cash, but which leaves our young and beautiful students deprived of all knowledge;
→これだけちょっと違うかな。deprived of all knowledge (全ての知識を奪われた)、our young and beautiful students (若く美しい学生たち) から leaves (離れた状態にあり)、but which (しかし) flush with cash (大金を流し込まれた)、an education system (教育制度)。金をかけたけど学生たちに恩恵を与えていない教育制度ってことね。flush with cash と but which 以下が an education system に同時にかかっている。

-and the crime and the gangs and the drugs that have stolen too many lives and robbed our country of so much unrealised potential.
→stolen too many lives (あまりに多くの命を盗み) and robbed (そして盗んだ) our country of so much unrealised potential (実現されていない可能性を) そんな the crime and the gangs and the drugs (犯罪とギャングとドラッグ)。

なんだけど、これだけ長い修飾節がついて、それがかかる名詞節自体も長いとなると、○○な名詞と訳すことは当然できるけど、主語 (名詞節) → 述語 (修飾節) と訳しても、それほど問題ない、ことも多い。学校の授業や試験などで「忠実な翻訳」が求められる場合は前者の方が良いし、それ以外の場合で、全体的なニュアンスがよりよく伝わることの方が重要なのであれば、後者でも問題はない。状況によりけり。

The oath of office I take today is an oath of allegiance to all Americans.
私が今日行う就任の宣誓は、すべてのアメリカ人に対する忠誠の誓いです。

・oath : メタル系の歌詞にわりとよく出てくる。take oath で「誓いを立てる」。
・allegiance : alliance (同盟) と並んで、アメリカ人が好きな単語(笑)。loyalty よりもうちょいフォーマルというか形式ばった感じ。このへんの微妙にニュアンスが違う単語を、状況に応じてうまく使えるようになると英語表現の幅が広がる。

ところでまだ半分なんだが、すでにこの長さなので、後半は明日に持ち越し!

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