音楽

【突撃取材】キーボーディストに訊いてみた - Reanne (Octaviagrace) 後編

2017/12/02


キーボーディストに訊いてみた」第二回 Reanne (Octaviagrace) 編、後半戦!行ってみよう!

■前編はこちら
【突撃取材】キーボーディストに訊いてみた - Reanne (Octaviagrace) 前編


Reanne (OCtaviagrace)

4.ピアノとキーボードの違いは?

■じゃあもともとピアノとキーボードは、並行してやってたわけだね。

R – どっちも弾いてましたね。当然タッチの重さの差とか、ニュアンスのつけかたの違いなんかもあって、別の楽器だなとは思ってました。ただ、基本的な動作は同じなので、あまり違和感はないですね。

R - あえて挙げるとすれば、ピアノは伴奏とメロディを全部自分でできるんですよ。バンドアレンジとオーケストラアレンジを 1 台で再現できる楽器だと思ってます。低音部、中音部、高音部、やろうと思えばピアノ 1 台で成立するんです。キーボードの音はけっこうトリッキーな音が多いので、全体のアレンジの中の一部を担う役と考えてます。

■トリッキーというのは、クワイヤとかも含めて?

R – そうですね。シンセリードとかもそうですね。ピアノを弾くときは、ピアノソロで弾くものと言う認識を昔は持ってましたね。

■ピアノはほとんどの楽器より音域広いですからね。

R – だいたいピアノって 1 台で完結できちゃうんですよ。最近ようやく、ピアノをバンドサウンドに入れることについて、こなれてきた感はあります。

■ 1 台で完結できちゃうからバンドの中に入れづらかった?

R - アレンジとして、ギターとピアノの住み分けで悩んだ時期が結構ありましたね。そのせいもあって、ピアノとキーボードの違いを感じましたね。

5.クラシック方面からロック界隈に来て困ったことは?

■ごめんなさい、この質問成り立ってないですよね。来てないですよね(笑)。

R - 逆ですね(笑)。元々ロック界隈にいるので、クラシックがわからなくて困ったことはすごくあります。

■というと?

R – キーボーディストでシンフォニックメタルも弾けますって言うと、「当然クラシックピアノ通ってるよね。だからあの曲弾いてよ。パガニーニのアレとか、ベートーベンのアレとか」って言われるんですけど、知らないんですよね(笑)。そのへんで不評だったことがありました。「こいつはクラシック弾けないやつ」と思われて。

■なるほど。じゃあピアニストよりはキーボーディストとしての割合の方が多い?

R – そうですね。ピアニストと言うよりはキーボーディストですね。

■世の人はけっこう キーボーディスト = ピアニスト、ピアニスト = キーボーディストと思ってるところがあると思うんですが、通って来た音楽で違いが出るんですね。

R – 必ずしもピアニスト = キーボーディストじゃないんですよ。

■近いけど、同じじゃない。

R - 色んな道を通ってる人がいるはずなんですけどね。

■オルガン奏者なんてまた別枠でしょうしね。

R – そうですね。

6.ロックバンドにおけるキーボードの役割とは?

R - 縁の下の力持ち…。縁の下でもないかな。隙間隙間を埋めていくような役割ですね。

■ギターとベースとボーカルの間を繋ぐ役割?

R – いわゆるストレートなバンドサウンドが、ベースとドラムが低音を支えて、上物ではギターが 1 本なり 2 本なりいて、ボーカルがさらにその上にメインでいるわけですけど、その隙間ですね。いらないことも多々あるわけですが(笑)。

■キーボードが弾かないセクションってありますからね。

R - その中で、ここもうちょっと厚みが欲しいなとか、ギターがもう一人いればこういうフレーズ入れられるのになっていうところに、緩衝材を入れるじゃないですけど、隙間を埋めて、完成させる役割かな、と思います。

■緩衝材どころか今日のライブではバリバリギターソロとユニゾンしてましたけどね(笑)。

R – そうなんです!多くを求められるんです(笑)。なのでキーボーディストの立場をもっと良くして行かないと(笑)。

■と言うと、ライブだけじゃない?

R - レコーディングでもハモりを急に振られたりします(笑)。

■詳しくはつっこまないでおきます(笑)。

R - 要するに、合間を埋めて、完成させるためのピースを提案していくのがキーボードかなと思ってます。ロックやメタルにおいては。いらないと思ったら弾かないし、足りないと思ったら弾くし。

■最後の味付け…とはちょっと違うのか。

R - 汁なしラーメンで言うところの、ちょっとタレ欲しいなと思った時のタレ。

■ラーメンで例えていいんでしょうか(笑)

R - 薬味もそうですけど、欲しいものを最後に調整して入れてあげる、みたいな。色んな楽器の音が出せるんですよ。オーケストラの音やシンセリードなんかもそうだし。打ち込みでも、サンプリングしておけば生楽器も太鼓の音も出せるじゃないですか。そういう色んな楽器を提供して完成させる。イメージに近づけて完成形に持っていくための、言ってみれば総合アレンジャーみたいなパートだなと思ってます。

■なるほど。

R – なので全体を見ないとダメなパートですね。


というわけで、ライブ直後なのにお話聞かせてくれた Reanne くん、ありがとうございました!今回は特にキーボーディストとピアニストの違いがよくわかったのではないかと思います。

2 回やってみて、キーボーディストは受け答えがちゃんとしてるなあという印象(笑)。楽器歴も高校からギター始めた人に比べればだいぶ長いし、一度に出す音数も多くて頭使うせいなのかな?

まあまだこのインタビューも数回やっただけなので、今後また印象が変わるかもしれません。

今後も折を見て面白いことをやってる人に話を聞きに行ってみようかなと思います。お楽しみに!

■■■ Octaviagrace ■■■
http://www.octaviagrace.net/


-音楽

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。