政治

きちんと武装した方が平和が保てる


選挙が公示されたので、政治の根本的な話を。

国家の三要素というのがあって、国家であるためには、領土、国民、政府が揃っている必要があるんだそうな。

まあ厳密には他国からの承認が必要だったりするんだけど、この三要素を満たしていれば単独でも国家を名乗ることは可能ということだ。

逆に、この三要素の一つが満たされていない場合、政府が機能していなくて無政府状態になったりすると、国家崩壊の状態、その国家は滅亡したことになる。

政府と領土があっても国民がいなきゃしょうがないし、領土が失われたりしたらその国家は失われる。

まあフランスみたいに首都が陥落したのに亡命政府を作って、後で再建してちゃっかり戦勝国になるなんていう場合もあるけれど(笑)。

国家に絶対に必要な要素であるから、政府は国民と領土(領空領海も含む)を保全する義務がある。

じゃあ具体的にそれは何で守るかと言えば、話し合いも大事だけれど、最終的には殴り合い、つまり武力によって保持するということになる。

なぜかと言えば、話し合いで決着がつかないこともあるし、そもそも最初から話し合う気がない他国というのもいる。

隣接する国家同士のせめぎあいによって国境が定まり、それは時々変更される。

現在では武力による国境の変更は国際法違反ということになっているけれど、自称民兵/義勇兵が乗り込んできて国の半分を制圧して、終わった後でそれどう見てもロシア軍だろうみたいなウクライナの場合もあるわけで、国際法という慣習法がなんとなくそういうことになっているからと言って、国境線の変更が為されないわけではない。

例えば、自国の影響力を広げたいA国がいるとする。

その隣に「指一本でも触ったらぶっとばす」というB国と、「みんなで仲良くやりましょう」というC国があった場合、どちらに先にA国が手を付けるかといったら、そりゃC国の方だと思うんよ。

信長の野望やシヴィライゼーションみたいなシミュレーションゲームでも、内政に没頭しようとしたら最低限の軍備がいる。

軍備ゼロだと簡単に攻め込まれる。いくら取引をして有効度を上げていても、コンピュータはある日突然あっさりと宣戦布告してくる(笑)。

ドラクエやFFでパーティを組むのは、その方が生き延びる確率が上がる、死にづらくなるためだし、ジャンプのアクション漫画なんかでは力には力に対抗するということがごく普通に描かれている。

つまり、力で犯してくる他者に対抗するには、こちらもそれ以上の力が必要だってことだ。

とても簡単な話だ。

漫画やゲームでは常識以前のあったり前の話が、現実の国家、政府での話になると途端に迷走するのはなぜだろうか。

もちろん他国を侵略しろとか、危なそうな隣国を制圧しろと言うんじゃない。

現在の日本を守るためには、やっぱり「きちんとした軍事力」が必要なんじゃないかと思う。

現に、軍備が無かった時に竹島は侵略され、沿岸警備が甘かったり他国のスパイ組織の浸透を許したがために拉致事件が発生した。

あるいは、戦争中でも敗色濃厚になってロクな軍備がなかったために、北方領土へのロシアの侵攻を許した。

力がなければ領土や国民は守れないし、侵略された後の日本人がどういう扱いをされるかは他国の軍や政府にゆだねることになる。

強制労働させられたり、殺されたり、あるいは強制的に移住させられたりする。

そこでは生きてるだけで御の字、言葉や名前を奪われ、他国への同化が強制される。

捕虜は丁重に扱わないといけないということに一応戦時国際法ではなっているけれど、隠されてしまえばそれまでだ。

現在、尖閣諸島沖では毎日のように中国工船の領海侵入が起きている。

中国工船は以前は警察組織となっていたが、今では軍の下部組織へと再編されたため、事実上人民解放軍の下部組織が日本の領海に手を出してきている状態になっている。

海上保安庁はにらみ合いをしているようだが、領海を侵された状態でにらみ合っても、中国の工船が活動できる範囲であるという既成事実は積みあがってしまう。

国家の領海なのであれば、そこには妙な船は入れさせないという姿勢が必要だ。

中東でも先日日本船籍のタンカーが攻撃されたので、アメリカが中心となって多国籍の融資連合を募り海上警備をしようとしている。

これは本来日本が中心となってやらないといけないことだ。なにしろ、攻撃されたのは日本船籍の船だからだ。

しかし、自衛隊を海外に派遣するにはいちいち法律を作らないといけなかったり、無駄に騒ぐマスメディアや政治家のせいで難航が予想される。

アメリカの自作自演だとかイランの革命防衛隊の仕業だとか色々説はあるけれど、根本的に「日本のものに手を出したらタダじゃ済まさん」というアピールが足りない。

先年のイスラム国に人質になった人はみすみす殺されてしまったし、北朝鮮に拉致された人はまだ取り返していない。

自国民や自国籍の船を守るために優秀な自衛隊を派遣するためにいちいち大騒ぎをしないといけないのであれば、それはもう法律の立て付けが間違っているとしか言いようがない。

もちろん法律の上位に位置する憲法もそうだ。

憲法で軍備が規制されているように読めるように書かれているから、日本国民や日本の資産が危険にさらされ、それを保護しに海外に行くことができない。

そう考えると、憲法九条のもたらす害悪というのは国民を危険にさらし、ことによっては命を奪うことすらあるということになる。

ひるがえって、南シナ海では中国が侵略の触手を伸ばしてきている。

日本も東南アジア諸国に古い艦船を贈与したりしているが、国力の弱いところでは海軍と言っても漁船に毛が生えた程度のものであることもある。

東南アジア諸国が日本にかける期待は大きい。

しかし、日本な軍備を海外に派遣するることに高い障害がある。

つまり、日本の憲法や法制度に不備があるせいで、東南アジアに軍事的な不安要素をもたらしていると言える。

日本のせいで東南アジアに軍事的緊張が高まっているとしたら、平和主義者の人たちはなんていうだろうか。

関係ないというのだろうか。薄情なことだ。

日本が東南アジアと共同で海洋警備を実施し、海賊がいたら逮捕し、不埒な軍船には取り締まりをしたら、南シナ海の中国の野望は絶たれ、石油が通るシーレーンの安全は確保され、日本はより東南アジアから信用される国になるだろう。

ついでに各国のコーストガードや海軍の訓練も並行してやってしまえばいいのだ。

今の中国を放置し、東南アジア諸国に独力での対応をさせているからカンボジアやラオスなどは親中になったりASEANでも中国寄りの発言をしたりする。

経済的にも軍事的にもおれたちの後ろには日本がついているという意識が確立されれば、東南アジアはより栄え、日本の国際的な立ち位置もより高まるだろう。

力に対抗するには力が必要で、その使い方で平和を守ることもできるし、戦争になることもある。

あとは選挙で国民が選ぶ政治家がマトモな考えをしてくれるように、国民が選挙後に監視していけばいいだけだ。

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