政治

憲法九条が日本国民を危険にさらす


毎年8/15はめんどくせーことを考える日、ということで。

侵略戦争は、損害>利益

えーとですね、おれは基本的に攻撃的な戦争はするべきじゃないと思ってる。

なぜかと言えば、他国に侵入して得られる利益より、人が死んだり物資が損耗したりする損害の方が大きいと考えるから。

要は、侵略して他国の領土やらなんやらを奪い取っても、それ以上に損をすると思っている。

国際的な批判、国連から制裁を食らうかもしれない。対象とした国以外から敵対的な態度を取られる。

そうしたら食糧やエネルギーを輸入できなくなる。これがモノの損害。

もう一つ、人の損害。

100年くらい前まではぶっちゃけ人の命が今よりだいぶ軽かった。日本だと明治大正時代くらいまでは。

人間は沢山生まれるかわりに些細なことでよく死んだ。例えば風邪ひいて死んだり、虫歯で死んだりした。

そんな中を生き残った人間が生み出す生産力は、今と比べてだいぶ少なかった。

だから、対外侵攻の戦争に勝って他国の領土を奪い取れば、そこの生産物と労働力と生産力をわがものとすることができ、それは戦争で死んだ人間の価値の合計より高かった。

ところが、現代ではそうはいかない。

日本で言えば、中学生の98%は高校へ行き、そのうちの58%くらいが大学に行く。中学生が100人いたら、98人は高校に進学し、57人はさらに大学に行って教育を受ける。

つまり、二人に一人が義務教育の先の先の高等教育を受けている。

ここに投入された資金(つまり税金)は莫大なものになっている。

そして高等教育を受けた学生は、より生産性の高い労働力として社会に供給される。

日本の科学力、技術力はいまなおものすごいものがある。日本でしか作れない製品、日本人が関わると上手く行く仕事が各分野にある。

こういう生産力の担い手には簡単に死なれては困る。

まして、世界有数の技術力、勤勉な労働者を6000万人以上抱えるわが国が、仮に海外に手を広げたところで、それを賄って余りあるものが手に入るとは思わない。

他国との戦闘で日本人が1000人死んだら、どこの国の人を何万人連れてくれば代替できるんですかってことよ。

要するに、日本は侵略戦争なんかしたら損しかしないので、こちらから戦争をしかける必要がないと思っている。他国の領土なんかいらん。

防衛はしないといけない

一方で、それと同時に戦争のリスクがゼロになることはないだろうとも思っている。

なぜなら、戦争の定義とは、国家の正規軍同士の武力衝突であって、相手があることだから。

こちらが他国から奪い取るつもりがなくても、他国は日本のモノを奪い取りたいと思っているかもしれない。

日本の周りを見渡してみろ、中国、韓国、北朝鮮、ロシア、海を挟んでアメリカと、危ない国、やらかしかねない国しかおらん。

というか既に相当ヤラレているともいえる。

北方領土、北朝鮮による拉致被害、竹島は韓国に不法占拠されている。尖閣諸島沖では中国が三日に一度は領海侵犯してる。

実に危ない状況だ。はっきり言って有事真っ最中だ。

このまま何もしないと尖閣諸島は取られるし、拉致被害者は帰ってこない。竹島と北方領土は永久に他国に押さえられたままだ。

これにはきちんと対抗しないといけない。

何で対抗するかと言ったら、もちろん軍事力だ。

戦うと奪われない、弱腰だと奪われる

国際社会は仲良くなんてしてくれない。はっきり言って北斗の拳の世界だ。

中国にしろ、ロシアにしろ、歴史的にみると、強い国には手を出さない。弱いところからかすめ取る。

それはむしろ当然で、誰だって損害を少なくして利益を最大化したい。

竹島が奪われた時には日本に軍事力が存在しなかったので、ある程度仕方がない部分があるが、それにしたってその後きちんと海軍を整備しておけば韓国を竹島からたたき出すことができたかもしれない。

きちんと海軍と空軍を整備して島嶼防衛をやっておけば、尖閣諸島に中国の工船がうろちょろすることはなかっただろうし、小笠原諸島のサンゴが根こそぎ盗まれることもなかっただろう。

弱いと思われるとナメられてつけこまれる。強いことをわからせれば、警戒して近寄ってこなくなる。これが国際社会だ、残念ながら。

今、自衛隊が米軍に評価されているのだって、もともとは旧軍がめったくそ戦いまくって戦闘においてはアホみたいに強かったから「こいつらヤベェ...」と米軍に思わせたところがベースになっている。(そのせいで戦後色々手を突っ込まれた部分もあるが)

まあ戦略的にはアレなわけで負けたわけだが。

はっきり言って憲法九条が邪魔

現在、日本政府は海外にいる日本人の安全を保障できない。

なぜなら憲法九条があるから。自衛隊はあるが軍隊はない、ことになっている。

軍隊じゃないから、海外にいる日本人が危機に遭遇した時、救出部隊を即座に派遣できない。

その都度特別な法律を作らないといけない。法律できるまでに何か月かかんの?

国連軍として派遣する時だって大騒ぎしてようやく制限付きのぬるーい法律ができたくらいだ。

ある国が、「今この瞬間にわが国にいる日本人は全員人質にしまーす」とかやったらどうするんですかっていう。

国じゃないけど、ISIL(イスラム国)やイスラム過激派組織に誘拐された日本人も救えなかった。北朝鮮の拉致被害者も救えてない。

憲法九条があるから軍隊じゃなくて自衛隊ということになっている。

軍隊じゃない人が他国に行って戦闘に巻き込まれたら民間人として扱われる。

自衛隊員が他国軍との戦闘で兵士を殺傷した場合、殺人罪や傷害罪で処罰される可能性がある。民間人扱いだから。軍人なら問題ないのに。

憲法九条があるから自衛隊員が危険にさらされている。

憲法九条があるから、日本国軍を海外に派遣できずに、在外邦人の安全を保障できない。というかコトが起こった時に対処する術がない。

で、そうやって日本人の生命を危機に晒しているのがコイツ↓ですよ。

■日本国憲法第九条
一、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
ニ、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

これ普通に読んだら、軍隊持ったらダメよとしか読めないと思うんよ。

第一次大戦以降、国際法でも侵略戦争は違法ということに一応なっている。だから、第一項はまあいい、みたいなことを言う人もいる。

まあ二光年くらい譲ってそれはいいとしよう。

問題は第二項。これはもう全然ダメ。

だいたい国連憲章でも「侵略を受けた時、国連軍が行くまでなんとか踏みとどまれるくらいの軍隊は持て」と要求してる。

だから憲法九条は国連憲章違反。

国際法でも、侵略戦争は違法だが、自衛のための戦闘は否定されていない。

だから憲法九条は、国際法違反。

それを「政府解釈」で強引になんとかしているというのが現状。

もうはっきり言って、憲法九条は邪魔。なぜなら国民の生命と財産の保護を妨げるから。むしろ有害な存在と言ってもいい。

おれが考える憲法九条改正条文は、

「政府は国土の保全と国民の生命・財産の保護のために全力を尽くす」

もうこのくらいでいいよ。

憲法で運用方法を細かく規定するべきじゃない。だから「全力を尽くす」と書いておいて、運用については軍隊の設置法や政令で規定する。

その中で、日本国民がどこにいても安全を限りなく保障できるようにしていく。

こうなってないと、危なくて海外に行けない。

日本国内にいたって北朝鮮にさらわれるっていうのにさ。

長いので続く。

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