政治

憲法九条がアジアの不安定要因


遅かれ早かれ現行憲法の可否と言うのは問われることになるだろうと思う。

とりわけ九条をボロカスに言っているが、九条が防衛力整備を妨げたおかげで、日米安保条約を結んでも最低限の軍備しか持つことができなかった。

それは別の面では国のリソースを軍事以外に突っ込むことができたということでもあり、それにより戦後復興、高度経済成長をとげることができた。

が、そういう時代はもう過ぎた。

それに大多数の国民が物質的な豊かさを取り戻している陰で北朝鮮に意図せずにさらわれたまま放置されている国民がいることもまた事実だ。

竹島は日本に軍備が無い時期に韓国に不法占拠された。憲法九条なんか国土防衛には何の役にも立たないことがこれだけでもわかる。

憲法九条を妄信する人には、ぜひとも憲法に大地震を禁じる項目を追加する改憲運動を起こしてもらいたい。誰も地震で死んだり家を失ったりしたくないのだ。

憲法九条がもたらす害悪

憲法に軍備と戦争を禁じるとも読める条文があることによる害悪は、思考を停止させてしまうことと、安全保障から関心が失われることだ。

軍備が無ければ戦争は起きない→この憲法は素晴らしいものだ!と思考停止にに陥る人がいる。

戦争は相手があるものなので、こちらに戦争する意思がなくても攻められる可能性はゼロにはなりえない。

戦争が起きるリスクがゼロでない以上、国民と国土の保全のために軍備は必要だし、軍備がなかったらまさかの事態に対応することができない。

戦争を起こさせない方法が一つある。「『ここは攻められない』と相手が思うほど大きな防衛力を持つこと」だ。

ここ100年くらいの間に米国本土を攻撃した国は一ヵ国しかない。強大な武力を持つことが国土の防衛につながることを彼の国は体現している。

ちなみに米国ほどに攻撃をしかけた唯一の国、それは日本だ。でも風船爆弾だったんだけどな。

もう一つ。

日本では街中で軍人を見かけることが非常に少ない。たまに自衛隊の車両をみかけるくらいだ。

おれが90年代に住んでいたドイツをはじめとする欧州では街中で軍人をよく見かけた。

特に休暇で地元に戻るためだろうか、駅でよく見かけた。

一時期ホームステイしていた家の長男のレネは高校を卒業したら軍隊に行くと言っていた。

当時それほど国防や軍事について考えたことがなかったのでつっこんで聞かなかったのだが、母親は別に良いとも悪いとも言ってなかった。

「大変だとは思うけど、彼ならきっと大丈夫よ!なんせうちの子だからね!」と親ばか全開であった。

ドイツでは軍人になることは、良いとか悪いとかいう話ではなく、ただの選択肢の一つだったという印象だ。

ちなみにホームステイしていた家庭は父親が建築事務所の社長だったので、比較的裕福な家だった。

身近にないものについて深く知らないのは、まあ当たりまえの話で、軍人が身近にいないわが国では、一般国民が安全保障や軍備、防衛について考える機会は少ない。

まあ時代的にしかたない面もある。

第二次大戦中から国のそこかしこに入り込んだ共産主義者、日本を貶めたい人たちによって、戦後の日本人は積極的に軍事から遠ざけられてきた。

20世紀後半の日本では同様に赤化したとも言えるマスメディアによって情報がコントロールされ、国民は本当に必要な情報から遠ざけられてきた。

だが、そういう時代ももう終わった。電報と街頭テレビの時代からスマホとYouTubeの時代になったのだ。

情報は洪水のように個人から個人へと発信される時代になり、海外で起きたことがほとんど即自的に手の中のスマホで見れる時代になった。

ほうれん草が嫌いな子供より好きな子供の方がほうれん草の匂いに敏感なように、風邪の仕組みがわからなければ風邪薬を作れないように、戦争がなぜ起きるのかを知らなければ戦争を防ぐことはできない。

戦争を起こしたくない、戦争に巻き込まれたくない人ほど、戦争について知らねばならない。

なぜなら、その仕組みを理解していなければ、それを防ぐ対策を立てることができないからだ。

なぜ起きるのか、戦争が起きているとはどういうことなのか、なにがどうしたら終わるのか、それによって何がどうなるのかを知らなければ、もし戦争に意図せずだとしても巻き込まれた時、何もすることができないだろう。

そういえば、つい先年集団的安全保障の話が話題になった時に、日米安全保障条約という「軍事」同盟によって毎分毎秒集団的安全保障を行使しているのに、いったい何をいまさら言っているのだろうととても不思議だった。

日米安保条約によって、ベトナム戦争にもイラク戦争にも日本は参戦している。

ただ、日本軍がなくて自衛隊だから表立って見えないだけだ。

九条が好きな人たちは「改憲すると戦争に巻き込まれるかもしれない」と言うが、事実誤認も甚だしい。もうとっくに後方支援部隊として参戦している。

というか、ベトナム戦争で北爆をやった爆撃機は在日米軍基地から飛び立ってた。

これとは別に、イラク戦争でサダムフセインがイラクの空域を封鎖したときに、日本は憲法の縛りのせいで海外に軍事力を展開できないので、何もできなかった。

海外で日本人が誘拐されたり危ない目に遭った時も同様に憲法のせいで何もできなかった。

先日日本船籍のタンカーがペルシャ湾で攻撃されたにもかかわらず、護衛の船一つだすことができない。

海外にいる日本人、海外の日本の資産を守るために、日本政府は具体的に何もできない。外交で「お願い」するしかない。

そしてそれを多くの日本国民が把握してない。

憲法九条の害悪というのはことほど左様に大きい。

これからの日本にとって、憲法九条は不要どころか有害な存在だと断じて構わないと思う。

日本は東南アジアの安全保障に寄与すべき

一つ視点を広げて考えてみる。

日本と同様に現在東南アジアの国でも中国の脅威にさらされている国がある。フィリピンやインドネシアなど。

東南アジアの国々は日本やアメリカほど国力がないために、国土防衛に割く力も大きくない。

海軍と言っても日本の海保の方が大きな船をもっていたりするくらいだ。

そんな中でも、インドネシアなどでは海賊行為を働く中国船を拿捕し犯人を国内法で処罰し、没収した船を爆破処理したりしている。

インドネシアのスシ海洋大臣は日本では過激な大臣として報道されたこともあったが、本来彼女の姿勢が国家としては普通なはずだ。

日本は憲法の弊害や防衛予算が過剰に小さいために、国力に見合った軍事面での国際的な貢献ができていない。

本来、日本ほどの国力があれば、ASEAN諸国と軍事同盟を結び、「アジアの安全は日本が守る!」くらい言ってもいいはずだ。

大国日本という後ろ盾があれば、東南アジア諸国の対中政策も変わり、中国を大陸に封じたままにできるようになるだろう。

それは東南アジア諸国の独立と平和的繁栄を守ることにつながる。

東南アジアが発展すれば、貿易を通じて日本にも利益があるだろうし、当該地域における日本の影響力は今とは比べ物にならないものになるだろう。

なんならバンコクやシンガポールあたりで円が通じたり、日本語が通じたりするようになる。

それを今やってない。やらないのは政治家や国民がぼんやりしているせいもあるが、根本的には憲法がおかしなことになっているからだ。

憲法九条があるせいで日本の軍事力が抑制され、中国の覇権的台頭を許している。

その脅威はわが国だけでなく台湾や東南アジアにも及ぶ。憲法九条があるせいでアジアの国は危険にさらされている。

だから、憲法を改正し、きちんとした軍事力を整備することが日本だけでなくアジアの平和と繁栄にも大きくつながるだろう。

ちなみに、現行憲法無効論にはどうにも賛成できない。

なぜなら上皇陛下と今上陛下は現行憲法に基づいて即位された天皇であり、現行憲法が無効になると天皇の位が危うくなるからだ。

日本人なら皇室ファースト。これは当然。

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