文化

陸上競技をプロ化できないかなあ


日本でプロスポーツというと、野球、サッカー、フィギュアスケート、あと格闘技かな。

今回のラグビーワールドカップでどの会場も数万の客入りがあり、ラグビーもプロ化しても収益が上がる目算が立ったかもしれない。

学生時代に陸上競技をやっていたおれとしては、陸上競技もプロ化できないものだろうかと考える。

陸上競技は現在ほとんどの選手が大学のあとは企業で実業団選手として活動する。

陸上競技でプロ化ができれば、「めちゃくちゃ足が速い」という一点で飯が食えるということで学生選手のモチベーションにもなるかもしれない。

海外だと賞金レースもあるし、アメリカだとプロ選手もいるらしいんだけど、日本だとまだまだ全然だね。

まあこの話はおれが現役だった90年代から陸上界隈でも浮き上がっては消えを繰り返してくすぶり続けてる話でもあるんだけど。

で、スポーツをプロ化するにはある種のエンタメ化が必要なのだが、陸上競技には致命的な弱点が一つある。

それは、

・競技場内で複数の競技が同時に行われるために、客の意識が散漫になる。

ということ。

じゃあ個々の競技ごとにやればいいんじゃね?となるけど、一番人気があるとされる100mだと競技時間は10秒しかない。

選手が出てきてから引っ込むまででも数分がせいぜいだ。これではなかなか厳しい。

じゃあ時間のかかる10000mや3000m障害は?となるが、こっちはそもそもの人気が低い。

それに、興味のない人にはトラックを25周走るだけをじっと見てろというのもなかなか難しい。

野球やサッカーなどの球技は2-3時間観客の目を一点に引き付けるようにできている。

トラック内の陸上競技だと10000mでも30分かそこら。

トラックでは短距離、長距離をやっていて、フィールドではやり投げなどの投擲競技をやっていて、ホームストレート手前では幅跳びをやってたりする。

テレビ中継ならともかく、現地で見てると球技に比べてなかなか今何がどうなっているのかがわかりづらい。

あとはですね、学生時代によく他の人から「ただ走ってるだけなのに楽しい?」と訊かれてたのよね。

そう、陸上競技は部外者から見ると「ただ走ってるだけ」に見えているのだ!

陸上やってた側からすると、野球だって球投げてひっぱたいてるだけじゃねーか、サッカーだって球蹴ってるだけじゃねーかと言いたいのだが、まあ見え方が違うというのは致し方ない。

時間がかかると言えばマラソンや駅伝があるけど、フルマラソンを走るとダメージがすごいので、多い選手でも年間数レースがせいぜいだ。

話が変わるが、サッカーが実業団からJリーグに変わる時に「ホントにプロチームなんて作って大丈夫なの?」という声はあった。

Jリーグが画期的だったのは、実業団を独立したクラブチームにして地域に根差したチームとして地元に「おれたちのチーム」と認識させたこと。(実業団時代の企業がメインスポンサーだとしても)

当時プロ野球ですら企業色バリバリで、プロ野球の東北楽天イーグルス、北海道日本ハムファイターズなんかはむしろJリーグの影響があるくらいだ。

そして、陸上競技が地域型のものになれるかというと...今のところ目がなさそうに見える。

とはいえ、陸上経験者と市民ランナーは数十万人単位でいるし、ダイエットするとなったら「とりあえずジョギングでもするか?」となるくらいに最も身近なスポーツであることには変わりがない。

だから全く道がないとは思わないんだけど、現状盛り上がると言ったらオリンピックと世界陸上くらいで、インカレや全日本選手権あたりでも客席スカスカだしな...。

というわけで、最近ようやく宣伝を頑張り始めた日本の陸上界隈なのだが、まあ当面競技の周知と知名度向上のための地道な宣伝を続けることかな~。

下地を作っておいて、何らかのスター選手が出てきた時に火をつける...その時を今は待ちますかね。

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