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簡単に日本代表になる方法


各種のスポーツの国際大会で、日本代表が様々な業績を残しているわけだけど、スポーツで国家代表になるには結構ハードルが高い。

じゃあそれとは別の日本代表になる方法があるんだよという話。

そういえば昔日本一の能力を持つ生徒を表彰する学校のことをニュースで見た気がするんだが、まあそれに近い話かな。

方法1:海外に行く

日本代表を「日本を代表する存在」と考える。

これは実は結構簡単で、海外に行くだけで日本代表になれる。

なぜなら、外国人が接触した彼らにとっての外国人(つまり渡航した我々のこと)は、最も身近な日本なわけだ。

特に留学生なんかがそうで、他の国の留学生がいる授業や語学の授業なんかで「母国を紹介してください」みたいなのが定番としてある。

その際紹介した内容は、お互いの記憶に残り、例えば帰国した後、あるいは他の同国人との会話の中で「そういえばこないだお互いの母国を紹介するというのを授業でやってさ、日本人が面白いこと言ってたんだよね」といった具合で伝達される。

それはその日本人発の日本についての情報なわけで、それなりに信憑性がある。日本に行ったこともない他国人が言うよりよほど信用できる。

ということはもうその日本人は日本を代表して発言したも同然なんだよね。規模は非常に小さいとしても。

方法2:日本国籍を持つ

1のようなことの逆を考える、すなわち、日本国内で外国人に遭遇・接触するとする。

その瞬間、あなたは日本代表になっている。

たとえば道を尋ねられたり、仕事の絡みだったり、趣味のサークルだったりするかもしれない。

その接触の内容が、相手の外国人の対日観に影響する。

ということは、日本国内にいても既に日本代表だし、それはつまり日本に生まれて日本国籍を持った時点で既に日本を代表する存在になっているということだ。

なぜなら、あなたがいなかったら日本の人口の数字は1減って世界に発信されるし、あなたが社会に出て自力で所得を稼ぐようになったら、日本のGDPはその分が加算されて発表される。

間接的に日本全体の一部を構成する存在になっている。

みんな既に日本代表だった

要は程度の問題で、国内で普通に生活しているだけだと日本を代表する度合いが弱いが、旅行で海外に行ったりするとその度合いが強まる。

国家代表しか派遣されないスポーツの試合に出場する選手、国際的な学会に出席する学者、海外で報道されるような著名人になると、その度合いがさらに強まる。

だから、みんな日本代表だし、日本にいるけど外国籍の人はその国籍国の代表になっている。

生まれた時からそうだし、国籍を変えた人は変えた瞬間から新しくその国の代表になる。

複数の国籍を持っている人は、複数の国を代表する存在だとも言える。

あとはそれを自覚するかどうかの問題でしかない。

たとえばこないだのラグビーのワールドカップで(まだ終わってないけど)、ラグビーの日本代表は大声で君が代を歌っていたけど、サッカーの代表チームはそうでもないよねみたいな話がネット上である。

おれの「みんな日本代表理論」で言うなら、それを批判する人もスルーする人も全員君が代を歌えなきゃいけない。

なぜなら国歌は日本を象徴するものの一つだから、日本を代表する存在はそれを身につけていなければならない。

とはいえ、君が代を知らない人も現実には存在する。

学校で教えてもらっていないとするなら教育に問題があるし、教えられたけれど歌えないあるいは忘れたというならそれは知性の問題だ。

日本人は良くも悪くも日本の社会や経済の安定度が非常に高いために、国家公務員や政治家、一部の知識層などを除いて、自分の国についてほとんど知らなくても暮らしていけちゃうんだよね。

それを危惧して三島由紀夫は「「このまま行ったら日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済大国が極東の一角に残るのであろう」と言ったわけだが。

もちろん日々仕事やなにやらで忙しいから日本と日本人って何?みたいなことを勉強する時間も大して取れない。それになによりそんなこと知らなくても生きていける。

ただまあ、今の国際情勢を見るに、少なくとも今後数十年昭和や平成より厳しい時代になることはあってもより平和な時代になることはないだろうと思われる。

そこで問われるのは色々あるんだけど、それらを煎じ詰めると究極的には「国家とは何か」「日本人とは何か」ということになると思うんだよね。

そして一朝事ある時に、普段から自分はどういう存在なのかを考えて蓄積がある人は「いざ鎌倉」じゃないけど的確な行動が取れ、そうでない人はわけもわからず右往左往するだけになる。

それは生き死にに関わることにだってなりうる。

まあそういうぼんやりしてるけど革新を突く問題があるんだよねっていう独り言みたいな話。

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