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ラグビーにちょっとだけ触れた話


ラグビーワールドカップ2019最終日なので。

おれが通ってた中学の三年の時の体育の授業で、ラグビーを軽くやったんだよね。

ラグビーと言ってもタックル無し、スクラム無しのタッチフットというやつ。

ボール持ってるやつに触ったら攻守交替っていう簡単なやつ。

そこでボールの持ち方、投げ方、基本的なルールを教わった。

高校に行くときに、校則の緩い学校だったので学校指定のカバンが無かった。

ついでに制服も無ければ(あったけど着なくても良い)、体操着も無いと言うところだった。

教科書入れるカバン以外に部活のウェアなんかを入れるものが必要だったので、新宿のスポーツ用品店でそれほど大きくないスポーツバッグを買った。

側面には「Canterbury of New Zealand」と書いてあった。

このブランドがどのスポーツ向けのメーカーなのかは買った当時知らなかったのだが、実はラグビー用品の有名メーカーだったのだな。

これのおかげであとで大変なことになる(笑)。

高校で恒例の部活紹介みたいなのが終わり、仮入部期間が始まろうかと言う頃になった。

おれは中学では陸上部で、いくつかの大会で賞を取ったりする程度には区内ではそこそこ速い部類に入ってたので引き続き陸上部に入るつもりだった。

が、ある日の昼休みを境におれのいた教室にラグビー部の先輩が大挙押しかけて勧誘攻めに遭うことになった。

まず登校している時にラグビー用品で有名なCanterbury of New Zealandのカバンを持ってるやつがいる!ということで目を付けられていたらしい。

おまけに当時ラグビー部に不足していた身長のあるやつが!

確かにおれが2‐3年生だったら絶賛勧誘に行くわな(笑)。

当時情報を制限したり、相手に言質を与えないということを知らなかったので、聞かれるままに色々話してしまった。

陸上をやってて体力もあるし足もあること、ラグビーボールの扱い方を知ってること、タッチフットをやったことがあること。

で、身長が当時181cmくらいだったと思う。

つまり、フォワードもバックスもできるってことになる。

一躍期待のルーキー登場ですわ。

昼休みを先輩の勧誘の嵐に耐えてやり過ごしたと思ったら、授業が終わったら待ち構えられてそのままラグビー部の練習に連行された。

ラグビー部の部室に行ってみたらすでに話が回っていたらしく、「おまえが、あの!」みたいな感じでガタイのいい先輩たちが待ち構えていた。正直ビビった。

ラグビーを中学でやっている人なんてまずいないので、おれ以外全員ボールに触るの初めてという一年生に指導する上級生のパスの受け手担当みたいな役回りになった。

翌日もその次の日も昼休みはラグビーマッチョな先輩に囲まれていた。「もうラグビー部入るよな?」「これは入るでしょ」「なー?」「...」みたいな感じだった。

2-3日してパス回しだけのミニゲームを一年対上級生でやることになった。パス回しだけで抜かれたら一点、みたいな感じのやつなんだが、一年はまず点取れないらしい。

その中で、前でボールを持ったやつが投げるところがなくてきょろきょろしていたので、後ろから「右!」と声をかけて右にパスを出させて...とやったのだが、パスのタイミングが微妙にずれてボールはつながらなかった。

成功してたら確実に一点取れたプレイだった。

ところがそれをたまたま顧問が見てた。おっかないので有名な顧問の先生が。

顧問曰く「あれはパスのスピードが遅かったからお前が行き過ぎただけで、プレイとしてはよくできてた」とほめられた。

要は右のウイングのプレイができてたってことだな。

いやな予感がした(笑)。

それからスクラムの組み方、モールの組み方、タックルで倒された時のボールの出し方など、基礎的なプレイの習得をした。

ラグビー部の仮入部に顔を出し続けて一週間くらいが経っていた。

おれはちょっと焦りだしていた。

このままではラグビー部になってしまう!

とはいえ、昼休みは囲まれてるし、放課後は教室の出口で待ち構えられているので、選択肢が無い状態だった。

そういえば仮入部届けに名前書いたのは陸上部と軽音部で、ラグビー部には仮入部届けも出してなかったというのに。

そこで意を決して部長の三年生のところに話をしにいった。「やっぱり陸上部に行きます」。

部長は顧問のところにおれを連れていった。

顧問は顧問でおれを一年の中心に据えたら来年か再来年には今より大会で勝てるだろうみたいな見込みを始めてたらしい。

顧問も部長も本気で残念がっていた。学生時代を通じてここまで慰留されたのはこの時のラグビー部だけだった。

が、それをなんとか断り、ラグビー部の仮入部から脱出することができた。

危ないところであった(笑)。

ラグビーはコンタクトスポーツなので、痛いし汗臭いし汚れるしで、中学で三年やってた陸上競技を上回る長所を見出すことはできなかった。

それに完全にフリーにならないと陸上で身につけた走り方ができないというのも一つストレスになっていたと思う。

今は周りに持ち上げられてるからいいけど、ラグビー部の練習の横でやっている陸上部のことが気にもなっていた。

そういう状態でラグビーを本格的に始めるのもどうかと思っていた。

まあ、そんなわけで、トータルでも数か月というおれの短いラグビーとの直接的な関わり合いは終わることになった。

だけど、高校に陸上部がなかったり、何かの拍子に気が向いたりしていたら、ラグビー少年になっていた可能性もある。

そうしたら練習時間の長いラグビー部では軽音部との掛け持ちはできなかっただろうし、今こうしてベース弾いたりブログ書くこともなかっただろう。

人生何がどう転ぶかわからんものですな。

でもラグビー自体はやっても面白いと思ったし、それ以来高校ラグビーや大学の試合のテレビ中継なんかは観るようになった。

そういう意味では、新しいことをやってみて、新しい面白さに気づいたと言える。

ただ、陸上競技に比べたらはるかに危険なスポーツであることには変わりがないけどね。

実際、上級生でスクラムでつぶれて首を損傷して車椅子になってしまった人もいたので。

まあそんな感じで、実はサッカーよりラグビーの方がちゃんと触れたことがあったなという話。

ちなみに一般的なラグビーは15人制だけど、他に7人制ラグビーや車椅子でやるラグビーなんかもあるので、興味がある人は検索してみてくださいませ。

7人制ラグビーの過酷さときたら、他のスポーツではちょっと見れないものなので。

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