雑記

禁止するより付き合い方を


ツイッターのトレンドに「ゲーム禁止」があがっていたので。

■香川県、ゲーム利用時間を規制する条例案がネットで物議 (ITmedia NEWS)

これはまだ条例「案」らしいのだが、内容はこんな。

・対象:高校生以下の子ども
・1日のゲームやネットの使用時間を平日は60分、休日は90分に制限する
・夜間の使用についても高校生は午後10時以降、中学生以下は午後9時以降はゲームをさせないよう
・保護者に求める
・罰則規定は設けない

半ゲーム禁止家庭に育ったおれとしては、「おれが子供の時よりだいぶゆるいな!」と思ったりする(笑)。

なにしろ自分の家はファミコンが家に来たこと自体が小学校四年になってからで、当時としては相当遅かった。

加えて、一日30分以内厳守(違反すると電源引っこ抜かれる)だったので、これでどうやってドラクエIIIクリアしろと...というハードモードだった。(クリアするのに9ヶ月かかった)

余談だが、うちは基本的にゲーム禁止だったのだが、いつの間にか父親がファミコンを独自に購入して自室でこっそりやっていたのがバレてしまい子供からの猛抗議によって子供にもファミコンが支給されたという経緯がある(笑)。

3人兄弟だったので、30分x3で母親としては1.5時間もゲームに使うなんて!という意識だったらしいということを後年聞いたが、子供一人としては30分しかないわけでそりゃねーよな感じだった。

で、ゲームを禁止されるとどうなるかということについて、個人的なことを語ると、

・自分でバイトして貯めた金でゲームを買うが、加減がわからず没頭する。
・子供向けに作られたゲームは、やっぱり子供の時にやった方が面白い。

ということが大学くらいになってからわかる。

で、ですよ。よく「ゲームなんかしないで勉強しなさい」みたいなことを親は言うわけだけれど、ゲームを禁止したところで勉強する時間は増えない、と個人的には思う。

なぜなら、「どうやったらゲームができるようになるか」「ゲームができるようになったら何をしたいか」を考えている時間が増えるだけだからだ。

要は、空想に耽っている時間が増えるだけで、勉強する時間は増えてないってことなんだな。

まあ、うちの場合テレビの使用自体が19:30までに制限されていたので、一人一時間あったらそれはそれで3人でもめたと思うが。

ある時、兄がドラクエIIIの攻略本を買ってきた。

RPGで一日30分しかできないもんだから、それ以外の時間はもう熟読ですよ。

嘗め回すように読んでて、他の兄弟からクレームが来たほどに。

は、はがねのつるぎだと...。攻撃力高い!でも値段も高い!しかしこれがあれば先の展開が楽になる...!から始まって、空想してたことはそれだけじゃなかった。

鳥山明のイラストが抜群に良かったこともあって、手触りと重さはこんな感じで、振り回したらこんな感触がするのかなあとか、敵に当たったらどうかとか、これで攻撃を受けて刃が自分の体に当たったらやっぱ痛いのかなあとか、それはもういろいろ考えた。はがねのつるぎ一つで(笑)。

それをそのほかほぼ全ての武器防具、アイテムでやった。

なんなら敵の動きとかも考えた。こいつ普段は群れで行動してて、岩山の穴に巣を作って...とか。

文字から情景を想像して本を読むことに繋がる訓練にはたぶんなってたな。

というわけで、実際ゲームができた時間は1日30分だったけれど、ドラクエの世界に没頭してたのはもっとずっと長かった。

だったら、ゲームやってても変わらない、どころかこれはある種のフラストレーションを自力で軽減しているだけなので、ゲームやった方がフラストレーションを溜めずに済んだと思う。

解禁していたものが理不尽に禁止されるのが最悪

うちは漫画についても厳しかった。

勉強すべきとされている時間に漫画を読んでいるのが見つかると怒鳴られて取り上げられたし、その後しばらく漫画を読むことが自体が厳しくなった。

そうすると、どうしても読みたいので抜け穴を探したりバレなきゃいいと考えるようになる。

結果として、漫画を読みたいがために嘘をついたり、読みたい本を隠す場所を作ったり、回収された漫画をこっそり奪還したり、しまわれている場所を破壊したりして、モラルのハードルが下がる。

これはあまり良いことではない。

なにしろ漫画は面白いので、勉強しているふりをしてでも、布団の中に小さな電灯を持ち込んででも読みたいのだ。

合意して線引きをする

うちになかったのは合意と区分けだった。

子供が何をするのかは親が決めるものだったし、子供は親を出し抜いて自分がしたいことをいかに見つからずにやるかに血道をあげていた。

結果として残ったのは、親への警戒と睡眠不足だけだった。生産的ではない。

親は勉強して欲しいし、子供は漫画読みたいしゲームもしたい。

じゃあどうするかと言えば、両者による話し合いと合意の形成が必要だろう。

この時間は勉強する。この時間はゲームしていい、この時間は漫画含めて自由にしていい。

両者が合意して時間帯に線引きを作ることができれば、どちらも無駄にイライラしたり警戒したりせずに済む。

当然、両者合意したはずなので、破れば罰則がある。罰則まで合意しておくとより良いだろう。

まあ、それでもうちの親は漫画読んだりゲームしないから親が圧倒的に有利な合意なんだけどさ。

どうせ手にするものは子供の時から経験しておく方がよいのでは?

ゲームにしろお金にしろ、将来どうせ手にするものであれば、子供の時から「適切な使い方」を知っておく方が、将来有効だろうと思う。

うちはゲームの時間も小遣いも少なすぎたので、大学になったあたりで自力で入手するようになってから使い方がわからず無駄に色んな目に遭った。

それらのいくつかは、子供の時に訓練していたら遭わなくてよかった事態だった可能性がある、と今にして思う。

というわけで、闇雲に禁止!とやるより、適切な使い方を身につけるようにした方が、親にも子供にも長期的には良い結果をもたらすんではないかなと思う。

最近だとスマホやタブレットなんかもそれに入るかな。

-雑記

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