音楽

解散の理由は必須じゃない


一般的には言いづらいことを他の人に代わっておれが言う話。

バンドが解散したり活動休止したり、メンバーがぬけたりする時のアレ。

バンドの形態が変わる時に、バンドからステートメントが出るわけだ。

世間では「方向性の違い(笑)」なんてパターン化されるくらいには浸透している。

そこではそれに至る経緯、理由なんかが書いてあって、脱退の場合だったりすると抜けていくメンバーへのメッセージがあったりする。

切々とした長文を書くのが日本だと一般的になってるけど、海外だと音源リリースのタイミングでシレッとメンバー変わってました的なアナウンスであることも多い。

まあ日本でもさらっと「こうなりました」っていう告知もあるけどね。

そこで、個人的に思うんだけど、そういう告知の理由書きって、まああった方がベターではあるかもしれないけど、必須ではないと思うのよね。

始めてみたけど合わなかった程度のバンドが半年くらいで解散するのとは違い、何年も続けてきたバンドが解散するに至るまでには本当に様々なことがある。

音楽活動で表に出せる、人様に見せられるものは実はほんの一部で、やってることの大半は見せる必要がない、とてもじゃないけど他人に見せられないものだ。

好きなバンドのメンバーが「ぎゃー曲が出ね~」「歌詞が書けない~」つってのたうちまわってるところ見たいか?っていう(笑)。

それと同様に、とてもじゃないが人様に言えない理由で解散や脱退に至ることもある。

それを言いつくろうためのものが「音楽性の違い」「方向性の違い」なんだけど、あれはぶっちゃけ「心不全」みたいなもんでさ。

心臓が機能しなかったらそりゃ死ぬよねというのと同じ程度に、方向性が違ったらそりゃ脱けたり解散したりするわっていう。

もちろん、本当に音楽性ややりたい方向性の違いで脱退したり解散したりすることも沢山あるけれど。

だから、逆にそれを知らされる方も、方向性の違いと聞いたらそれがなぜかとは「訊かぬが華」なわけよ。

音楽やってるやつは大なり小なりカッコつけてるんだから、最後までカッコつけさせてほしいわけ。

よくアイドルさんの脱退騒ぎあたりで「納得できない」みたいなこと書いてる人がいるけど、そういう発表をする時点のだいぶ前に個々のファンが納得するかどうかというレベルの話じゃなくなってる。

だから、納得できないと言われても無視するしかない。

そういう人は理由を書いても書かなくても納得しないだろうし、むしろ詳述することで無駄な憶測を呼ぶかもしれない。

もちろん、自分の音や姿を売りにする人はそのバンド、その個人にファンがいるだろうから、彼らに向かっての説明はした方がいいとは思うんだけど、それができないこともある

それができないってことは、どういうことかわかるだろ?外に漏らしたところで誰も幸せにならないどろっどろのぐっちゃぐちゃの人間関係を語るぞ?いいのか?一晩じゃ終わらんぞ?

みたいなことよ。

だから、もう解散とか脱退と聞いたら、その事実だけを無条件で受け入れてください。周りが何を言ったところでそれは覆らない。

逆に解散や活休と言ってからすぐ復活する方が信用できないでしょ。原宿で毎日閉店セールやってるアクセサリー屋みたいじゃん。

もちろん当事者には色々と言い分がある。ファンには感謝もしてる。

それでもなお、言えないことってあるのよ。

だから、「解散しました」「脱退しました」だけの告知でも、それが即ファンをないがしろにしているというわけではないんだよね。

別に感謝しろとかこれからもがんばれって言えということじゃなくて、それはもうそういうもんだと思ってくださいってだけ。

例えとしては良くないだろうけど、ペットの寿命みたいなもん。

納得できなくても受け入れられなくても死ぬもんは死ぬの。

バンドも死ぬし、アイドルも死ぬの。

形を変えて存続した後のものが自分の好きなものじゃなくなったとしたら、それまでのものを好きでいればいい。

新しく他に好きなものが見つかるチャンスかもしれない。

お笑いコンビも解散するし、最近じゃジャニーズのアイドルも解散するのよ。

だからバンドも解散するし、メンバーが入れ替わることもある。

本人たちも解散したくしてするわけじゃないし、一緒にやってきたメンバーに脱退して欲しいとも思ってない。

誰も悪くないことだってあるし、時間が経ったせいだってことすらある。

それはただそういものなんだ、というだけで。

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