音楽

イメージを音にするプロセスの話


音楽を演奏するということは、楽器を操作することで想定されている音を連続的に発生させる、と言い換えることができる。

クラシックあたりだと楽譜を追いながら音符と楽譜の注釈など、あるいは指揮者の注文に応じて音を出す。

関係ないけど、クラシックって要はカバーだよな...と余計なことを言ってみる。

ロックバンドの演奏の場合、そもそも楽譜なんて無い場合も多い。文字通りイメージをいかに具現化するかということになる。

この時、イメージする音と楽器の操作がどれだけ円滑にリンクしているかがカギになる。

こういう音を出したいというイメージが頭にあって、それを楽器を持ってどういう操作をしたらその音が出るかという理解がどれだけあるか。

このイメージを即音に出せるのであれば話は早いが、えーとここじゃなくてもう一音上で、ん?もうちょっとコード感が...とやってると時間がかかる。

家で楽器の練習をするのは、ある意味この連携をどれだけ速くするかが目的と言ってもいいくらいだ。

作曲だけでなく既存の曲を再現する時にも、聴いた音をどれだけ円滑に実際の音として自分の手から出せるかが重要だ。

そのためには耳が鍛えられてないといけないし、速いパッセージを弾くには技術も必要だし、場合によっては理論の理解も必要になる。

既存の曲の場合、最終的な解答は音源に入ってる。

ところが、おれみたいな音楽始めた頃にコピーをタブ譜でばかりやっていた人は、耳が鍛えられていない。

言い換えると、耳に入った音と、自分の楽器のどこをどう操作するとどの音が出るのか、ということがうまくつながっていない。

だから音を拾う時に総当たりでとにかく当ててみて「合ってそう」なところを見つけ、そこを糸口にする、みたいなことになる。

ぶっちゃけちょっと前までこうだった(笑)。

だから一曲コピーするのにものすごく時間がかかったし、コピー自体もあんまり好きじゃなかった。

ところがサポート依頼を受けるようになって、そうも言ってられなくなった。

ライブハウスの対バンのブッキングでやっているバンドのサポートだとスタジオ一発録りの音源が送られてくることも多い。

コード進行の一覧でも来ると本当にありがたい(笑)。

ある年にサポート依頼に追われていて、1年で100曲以上新しく覚える曲を弾いたらさすがに多少耳が鍛えられた。

おかげで今は音を拾う時間もだいぶ短くて済むようになり、以前よりずっと細部まで神経が届くようになった。

これを学生時代にやっていれば...と何度思ったことか(笑)。

そんなわけで、耳と手をつなげる作業を日常的にやっておくと、色々音楽的に得することが多いですよっていう話。

ちなみに明日やるKORNやモダンヘヴィネス系で音が低すぎて何やってるかわからん!みたいなものの場合は、ベースで1オクターブ上で拾ったり、場合によっては2オクターブ上で確認することもある。

なんならギターで弾いてみて間違ってないか確認とかもする。

まあ「再現」が使命の場合には、家では何で拾ってもいいわけで、手持ちのものをなんでもかんでも使えばいいと思う。

これでキーボードが弾ければもうちょい楽になると思うんだけどね。

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